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Vol.55
2023.2.23 Fri. J:COM浦安音楽ホール
『「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち』
寺田和弘監督/2022年/124分/日本
★ゲスト:寺田和弘監督
◇2011年3月11日に起こった東日本大震災で、宮城県石巻市の大川小学校では津波にのまれる形で全校児童の7割に相当する74人の児童(うち4人は未だ行方不明)と10人の教職員の命を失った。地震発生から津波到達までには約51分、ラジオや行政の防災無線で情報は学校側にも伝わりスクールバスも待機していたにも関わらず、学校で唯一の多数の犠牲者を出した。この惨事を引き起こした事実・理由を知りたいという親たちの切なる願いに対して、行政の対応には誠意が感じられず、その説明に嘘や隠ぺいがあると感じた一部の親たちは真実を求め、市と県に対して提訴に至った。<br />この裁判の代理人を務めたのは吉岡和弘、齋藤雅弘の両弁護士。わずか2人の弁護団で、「金がほしいのか」といわれのない誹謗中傷も浴びせられる中、原告となった親たちは事実上の代理人弁護士となり証拠集めに奔走する。裁判で最も辛かったのは子どもの命に値段をつけなければならないことだった。それを乗り越え5年にわたる裁判で「画期的」な判決を導く。親たちがのべ10年にわたって記録した膨大な映像を寺田和弘監督が丁寧に構成・編集し、追加撮影もあわせて後世に残すべき珠玉の作品を作り上げた。
-第78回毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞
-第97回キネマ旬報ベスト・テン 文化映画第二位 |
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vol.54 『荒野に希望の灯をともす』DVD版、『愛国の告白―沈黙を破るPart2―』
2023.11.26 Sun. 浦安市文化会館 小ホール
『荒野に希望の灯をともす』DVD版
谷津賢二監督/2021年/日本/88分
★ゲスト:相川晴彦さん(ペシャワール会会員)
◇アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や貧困に苦しむ人々に寄り添い続けた医師・中村哲。戦火の中で病を治し、井戸を掘り、用水路を建設した。中村は何を考え、何を目指したのか?中村が遺した1000時間におよぶ記録映像をもとに、現地活動の実践っを思索をひも解きながら、彼の生き方を追ったドキュメンタリー。
土井敏邦監督/2022年/日本/170分[第一部100分・第二部70分]
★ゲスト:土井敏邦さん(本作監督)
◇★2022年第96回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第6位
パレスチナで“占領軍”の兵士となった若きイスラエル兵たちが、住民に対して絶大な権力を行使する中、社会のモラル崩壊の危機感を抱いた本兵士たちの一部が占領を告発するNGO「Breaking the Silence(沈黙を破る)」を立ち上げた。前作『沈黙を破る』(2009年)では、そんな若者たちの姿、占領地での凄まじい実態を描いた。あれから13年、イスラエルは右傾化が進み、入植や武力攻撃も強化されているが、そんな中でも、彼らは屈せず活動を続ける。自国の加害と真摯に向き合う元将 兵たちの生き方は、私たち日本人にも大きな問いかけをしている
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Vol.53
2023.2.23 Thu. 浦安市文化会館 小ホール
『地球で最も安全な場所を探して』
エドガー・ハーゲン監督/2013年/スイス/100分
★トークゲスト:伴英幸さん(原子力資料情報室共同代表)
◇この60年間に蓄積された高レベル放射性廃棄物は、世界で35万トン以上にも及ぶ。それらは数万年にわたって安全な場所に保管する必要があるが、その施設が十分に整備されないまま、廃棄物は世界中で増え続けている。イギリス出身・スイス在住の核物理学者で、廃棄物貯蔵問題専門家としても高名なチャールズ・マッコンビーが、アメリカのユッカマウンテン、イギリスのセラフィールド、中国のゴビ砂漠、青森県六ヶ所村、スウェーデン、スイスなど各国の最終処分場や候補地を巡り、この問題に真正面から向き合う姿を追う。監督はスイス出身のドキュメンタリー監督エドガー・ハーゲン。
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vol.52 特集上映「けったいなのは彼らか、それとも私たちか?」
2022.10.16 Sun. J:COM浦安音楽ホール ハーモニーホール
毛利安孝監督/2020年/日本/116分
★ゲスト:長尾和宏さん(医師・本作出演)
◇兵庫県尼崎市の在宅医・長尾和宏の日常を記録したドキュメンタリー。かつて病院勤務医として働いていた長尾は「家に帰りたい」と言っていた患者が自殺したことをきっかけに病院を辞め、尼崎の商店街で開業し町医者となった。これまで2500人を看取った彼は、その経験をもとに、多剤処方や終末期患者への過剰な延命治療に異議を唱える。「幸せな最期とは何か」「現代医療が見失ったものとは何か」を問う問題作。
長尾のベストセラーを映画化した『痛くない死に方』で主演を務めた俳優・柄本佑がナレーションを担当。
大島新監督/2022年/日本/156分
★ゲスト:大島新さん(本作監督)
◇衆議院議員・小川淳也の初出馬から17 年間を追った『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020年)から1年半。その続編にあたる本作は、2021年の衆議院選挙に焦点をあて、全国最注目の「香川1区」を与野党両陣営の有権者の視点を織り交ぜ描いていく。「地盤・看板・カバンなしのパーマ屋のせがれ」小川淳也(立憲)と、その対抗馬である「香川のメディア王・初代デジタル大臣」平井卓也(自民)。接戦を繰り広げる2候補の18年目の戦い!…だったはずの選挙戦に、日本維新の会から町川順子が急遽参戦。勝つか負けるかの熾烈な戦いの中で、様々な人間模様がむきだしになっていく。そして、前作を世に出した監督自身もそこに巻き込まれていくのだった……。
ネイサン・グロスマン監督/2020年/スウェーデン/101分
★トークゲスト:田原美優さん(Fridays For Future Tokyo)
◇スウェーデンの若き環境活動家グレタ・トゥーンベリを追ったドキュメンタリー。2018年8月、気候変動に対する政府の無関心に抗議するため、15歳のグレタはたったひとりでストックホルムにある国会議事堂前に座り込み、学校ストライキを始めた。自作の看板を掲げ、リーフレットを配りながら通行人の質問にも丁寧に答えるグレタ。毎週金曜日に行っていたこの行動は「Fridays For Future(未来のための金曜日)」と名付けられ、世界中の若者たちにも次第に浸透。国内外へ広がる一大ムーブメントになっていった。その後、2019年にニューヨーク国連本部で開かれた気候行動サミットで涙ながらに強く訴えたスピーチでグレタはさらに世界的な注目を浴びる存在となっていく……。
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Vol.51
2022.6.5 Sun. 浦安市文化会館 小ホール
『水俣曼荼羅』
原一男監督/2020年/372分/日本
★ゲスト:小林佐智子さん(本作プロデューサー)、秦岳志さん(本作編集担当)
◇日本四大公害病の一つとして知られる水俣病。その補償をめぐっていまだ裁判の続く患者たちの戦いを15年に渡って撮影し、5年間の編集を経て完成させたドキュメンタリー。裁判の経過とともに人々の日常生活や水俣病をめぐる学術研究までが網羅された一大叙事詩。
-第76回毎日映画コンクール ドキュメンタリー映画賞
-第95回キネマ旬報ベスト・テン 文化映画第一位
-2021年度日本映画ペンクラブ会員選出ベスト映画 文化映画ベスト1 |
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Vol.50 ★うらやすドキュメンタリーテーク50回記念上映会★
2022.3.6 Sun. 浦安市文化会館 小ホール
『六ヶ所村ラプソディー』
鎌仲ひとみ監督/2006年/日本/119分
★ゲスト:伴英幸さん(原子力資料情報室共同代表)
◇青森県の六ヶ所村に建設された使用済み核燃料処理施設の周辺地域で暮らす人々を取材したドキュメンタリー。全国から核廃棄物が集まってくる六ヶ所村で、常に核問題と向きあいながら生きている住民たちにスポットを当て、それぞれの選択と取り組みを見つめていく。
-Vol.02 2006年 5月14日上映
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『世界の果ての通学路』
パスカル・プリッソン監督
2012年/フランス/77分
◇地球上の異なる4つの地域で、数10キロの危険な道のりを経ての通学し、学校で学ぼうとする子どもたちの姿を追ったドキュメンタリー。子どもたちの学習に対する意欲の高さや、そんな子どもたちを支える家族の愛情を映し出していく。
- Vol.41 2019年 9月22日 野外上映会、荒天のため中止 |
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Vol.49
2021.12.5 Sun. J:COM浦安音楽ホール ハーモニーホール
『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』
スー・ウィリアムズ監督/2020年/アメリカ/83分
★ゲスト:阿古智子さん(東京大学大学院教授)
◇香港ポップス界のスーパースター、デニス・ホーが「雨傘運動」と呼ばれた香港の民主化運動に関わっていく様を長期密着取材で追ったドキュメンタリー
-2020年 第22回東京フィルメックス特別紹介作品 |
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Vol.48
2021.9.20 Mon. 浦安市文化会館小ホール
「東京干潟」
村上浩康監督/2019年/日本/83分
★ゲスト:村上浩康監督
◇都市の “最下流” 多摩川の河口でシジミを獲りながら人々に遺棄された猫たちと暮らすホームレスの老人。彼の日々の生活、また生き様を通して、昭和から平成、そして令和へと時代が移ろうなかで、環境破壊・高齢化社会・格差問題・ペット遺棄など、様々な日本の現在( いま) を浮き彫りにする話題作。
-2019 門真国際映画祭 ドキュメンタリー部門最優秀作品賞
-2019 新藤兼人賞 金賞
-2019 山形国際ドキュメンタリ―映画祭日本プログラム正式出品 |
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Vol.47
2021.7.10 Sat. 浦安市文化会館小ホール
「プリズン・サークル」
坂上 香監督/2019年/日本/136分
★ゲスト:坂上 香監督
◇取材許可に6年をかけ、2年にわたり日本国内の刑務所に初めてカメラを入れて完成した圧巻のドキュメンタリー。受刑者同士の対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促すプログラム(TC)を導入している日本で唯一の刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」に密着した話題作。
-2020年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン 第2位 |
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Vol.46
2021.4.29 Thu. 浦安市文化会館小ホール
「なぜ君は総理大臣になれないのか」
大島 新監督/2020年/日本/119分
★ゲスト:大島 新監督
◇衆議院議員・小川淳也、49歳。2019年の国会質疑で統計不正を追及し、SNSで「統計王子」「こんな政治家がいたのか」と注目を集めた。それまではほぼ無名だった野党議員を、17年間にわたって撮影し続けたドキュメンタリー。
-2020年度 キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位
-2020年第7回 浦安ドキュメンタリー映画大賞 |
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Vol.45
2020.12.6 Sun. 浦安市文化会館小ホール
「i-新聞記者ドキュメント-」
ディレクターズカット版
森達也監督/2019年/日本/114分
★ゲスト:森達也監督
◇蔓延するフェイクニュースやメディアの自主規制。民主主義を踏みにじる様な官邸の横暴、忖度に走る官僚たち、そしてそれを平然と見過ごす一部を除く報道メディア。そんな中、既存メディアからは異端視されながらもさまざまな圧力にも屈せず、官邸記者会見で鋭い質問を投げかける東京新聞社会部記者・望月衣塑子。果たして彼女は特別なのか?そんな彼女を追うことで映し出される、現代日本やメディアが抱える問題点の数々。
-第32回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門作品賞
-2019年 キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位
-2019年 日本映画ペンクラブ文化映画部門第1位 |
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Vol.44
2020.10.10 Sat. 浦安市文化会館小ホール
「主戦場」
ミキ・デザキ監督/2018年/アメリカ/122分
★上映後、ミキ・デザキ監督のスペシャルビデオメッセージ上映
◇慰安婦問題をめぐる論争をさまざまな角度から検証、分析したドキュメンタリー。日本、アメリカ、韓国、肯定派と否定派それぞれの立場で論争の中心にいる人びとに取材を敢行。さらに膨大な量のニュース映像や記事の検証を交え、慰安婦問題を検証していく。
-2019年第6回 浦安ドキュメンタリー映画大賞 |
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Vol.43
2020.2.15 Sat. 浦安音楽ホール・ハーモニーホール
「福島は語る」
土井敏邦監督/2018年/日本/170分
★上映終了後、土井監督によるビデオメッセージ上映
◇東日本大震災から8年、原発事故で将来への希望を奪われた十数万人の被災者たちの傷は癒えることなく、膿み、疼き続けている。14人の“福島の声”がいまなお続く深い思いを映し出す。
-2019年 文化庁映画賞文化記録映画優秀賞
-2019年 キネマ旬報文化映画ベスト・テン第2位 |
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Vol.42
2019.11.9 Sat. 当代島公民館視聴覚ホール
<浦安市当代島公民館との共催>
「いろとりどりの親子」
レイチェル・ドレッツィン監督/2018年/日本/93分
★ゲスト:岩井建樹さん(朝日新聞社文化くらし報道部記者)
◇世界24カ国で翻訳された大ベストセラーをドキュメンタリー化。さまざまな"違い"を抱えた子どもを持つ6組の親子が直面する困難とその経験から得られる喜び・愛情が映し出される感動のドキュメンタリー。 |
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Vol.41 野外上映会
2019.9.22 Sun. 浦安公園芝生エリア
『世界の果ての通学路』
※荒天のため中止
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Vol.40
2019.2.11 Mon. Wave101中ホール
<40回記念上映〜人生を変える。社会を変える。それぞれの"アート"のかたち〜>
『Ryuichi Sakamoto: CODA』
スティーヴン・ノムラ・シブル監督
2017年/アメリカ・日本/102分
◇世界的音楽家 坂本龍一の音楽と思索の旅を捉えた、初の劇場版ドキュメン タリー映画。2012年から5年の長期間に渡る、本人への密着取材によって実 現 。さ ら に 充 実 し た ア ー カ イ ブ 素 材 と 、初 公 開 の プ ラ イ ベ ー ト 映 像 、坂 本 自 身 が語る貴重な過去のエピソードや音へのこだわり、社会との関りも必見。
- 2017年 ヴェネチア映画祭公式出品
- 2018年 ポーランド・クラコフ映画祭最優秀音楽ドキュメンタリー賞
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『世界で一番ゴッホを描いた男』
ユイ・ハイボー&キキ・ティンチー・ユイ監督
2016年/オランダ・中国/84分
◇複製画制作で世界の半分以上のシェアを誇る油絵の街、中国・大芬(ダー フェン)。出稼ぎにやって来たこの街で20年にもわたりゴッホの複製画を独 学で描き続ける工房の画家・超小勇(チャオ・シャオヨン)が〝本物のゴッホ の絵画を見たい′′と夢み、ついにアムステルダムを訪れるまでを描いた感動 のドキュメンタリー。
- 2017年 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭監督賞
- 2016年 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭公式出品
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『ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡』
ルーシー・ウォーカー監督
2011年/イギリス・ブラジル/98分
◇ニューヨークを拠点に活動する現代芸術家ヴィック・ムニーズが故郷ブラジ ルに戻り、世界最大のごみ処理場で働く若者たちとゴミを利用したアートを 制作。その過程を3年に渡って追いかけ、プロジェクトに関わることで自分の 生き方を見つめ直していく若者たちの姿も捉えていく。
- 2011年 第83回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート
- 2010年 サンダンス映画祭ワールドシネマドキュメンタリー観客賞
- 2010年 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭観客賞 他 |
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Vol.39
2018.10.8 Mon. Wave101中ホール
「獄友」
金聖雄監督/2018年/日本/115分
★ゲスト:金聖雄監督
◇自分たちのことを「獄友(ごくとも)」と呼び、獄中での
野球や毎日の食事や仕事のことを懐かしそうに語り、笑い
飛ばす。そこには同じ殺人犯という濡れ衣を着せられた
「冤罪被害者」という立場だからこそわかり合える時間が
あった。そしてなぜ「自白」したのか、獄中で何があった
のか、娑婆に出てからのそれぞれの人生と友情を追う。 |
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Vol.38
2018.3.3 Sat. Wave101中ホール
「知事抹殺の真実」
安孫子亘監督/2016年/日本/80分
★ゲスト:安孫子亘監督
◇突然の辞任から逮捕、関係者への事情聴取、裁判に至る
までの検察側によるマスコミ報道の信用性。報道されなかっ
た真実が、佐藤元知事自身の証言をもとに明らかにされる
話題作。 |
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Vol.37
2017.12.9 Sat. 浦安音楽ホール・ハーモニーホール
「バック・イン・タイム」
ジェイソン・アーロン監督/2015年/米・英・カナダ/95分
★ゲスト:てらさわホークさん(映画ライター)
◇大ヒットSF映画『バック・トゥー・ザ・フューチャー』
シリーズの製作秘話や本シリーズが社会に与えた影響、
またシリーズで描かれた未来がどこまで実現しているか
などを検証した話題作。 |
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Vol.36
2017.8.6 Sun. Wave101中ホール
「築地ワンダーランド」
遠藤尚太郎監督/2016年/日本/110分
★ゲスト:山﨑康弘さん(山治代表・本作出演者)トーク、
森田釣竿さん(泉銀代表・本作出演者)ビデオメッセージ
◇使命感を持って働く魚のプロフェッショナル〈仲卸〉の日々
の営みや彼らを取り巻く人間模様を、築地の四季と共に
美しい映像で紡ぐ。世界中の料理人から旅行者までを魅了
してやまない“TSUKIJI”の真の姿が初めて浮き彫りに…。 |
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Vol.35
2017.2.18 Sat. Wave101中ホール
「ふたりの桃源郷」
佐々木聰監督 山口放送製作/2016年/日本/87分
◇山口県のローカル放送局が、電気も水道もない山で暮らす夫婦と、離れて暮らす家族の姿を25年にわたり追い続け、大反響を呼んだテレビ放送の映画版。
- 2008年度 第4回日本放送文化大賞テレビ・グランプリ(テレビ)
- 2008年度 NNNドキュメント07優秀賞(テレビ)
- 2016年度 文化庁映画賞文化記録映画優秀賞(映画版)
- 2016年度 第90回キネマ旬報文化映画ベスト・テン第1位(映画版)ほか |
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Vol.34
2016.11.23 Wed. Wave101小ホール
「クワイ河に虹をかけた男」
満田康弘監督・瀬戸内海放送製作/2016年/日本/119分
★ゲスト:高田ミネさん(POW研究会)
◇アジア太平洋戦争時、陸軍通訳だった永瀬隆さんが関わった泰緬鉄道建設に対する、戦後の贖罪と和解の人生を、地元・岡山の放送局記者が20年にわたって追い続けた感動のドキュメンタリー。
- 2016年 第22回平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞 |
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Vol.33<夏の野外上映>
2016.8.21 Sun. 正福寺境内
「スーパーローカルヒーロー」
田中トシノリ監督/2014年/日本/91分
◇広島県尾道発、話題のドキュメンタリー。音楽と子どもたちから愛されるちょっと変わったおじさんのお話。
- 2014年 ワルシャワ国際映画祭正式招待作品
- 2014年 オランダ・カメラジャパン映画祭公式上映作品 |
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Vol.32
2016.6.25 Sat. Wave101中ホール
「わたしの自由について」
西原孝至監督/2016年/日本/165分
★ゲスト:西原孝至さん(本作監督)
◇2015年夏、路上で声を上げ続け国会前を群衆で埋め尽くした学生団体「SEALDs」。彼らの激動の夏に密着したドキュメンタリー。 |
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Vol.31
2016.5.15 Sun. Wave101中ホール
(第2回浦安ドキュメンタリー映画大賞受賞作品上映会)
「天皇と軍隊」
渡辺謙一監督/2009年/フランス/90分
★ゲスト:柳澤協二さん(元内閣官房副長官補)
◇曖昧で矛盾をはらんだ日本の戦後史を、学者や政治家など数々のインタビ-ューや世界中から集めた貴重なアーカイ ブ映像を交えて描いたフランス発のドキュメンタリー。
- 2010年 FIGRA映画祭歴史部門コンペティション参加作品 |
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Vol.30
2016.2.13 Sat. Wave101中ホール
<活動10周年記念上映会>
「それでも僕は帰る ~シリア 若者たちが求め続けたふるさと~」
タラール・デルキ監督作品/2013年/シリア・ドイツ/89分
★ゲスト:臼杵 陽さん(日本女子大学教授)
◇2011年に始まった「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の波。その影響を受け、シリアでも2人の青年が立ち上がる。サッカーのユース代表チームでゴールキーパーとして活躍していた当時19歳の青年バセットは、そのカリスマ性から若者を惹きつけ、平和を訴えるシンガーとして民主化運動のリーダーになっていく。彼の友人で、有名な市民カメラマンである24歳のオサマは、デモの様子を撮影し、インターネットで公開することで、民主化運動を広げようとする・・・。
- 2014年 サンダンス映画祭ワールドシネマドキュメンタリー部門グランプリ
- 2014年 ジュネーブ国際人権映画祭グランプリ
- 2014年 バルセロナ国際ドキュメンタリー映画祭ベストドキュメンタリー賞他
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「壊された5つのカメラ」
イマード・ブルナート&ガイ・ダビディ監督/2011年/パレスチナ・イスラエル・仏・蘭/90分
◇パレスチナ・ビリン村に住むイマードは、四男の誕生を機にカメラを手に入れ、はからずも村の記録者となる。そんな中、村ではイスラエル軍により「分離壁」が築かれ、村の耕作地の多くが奪われる。怒った村人たちは毎週末、非暴力のデモをはじめ、イマードは抵抗の代りにそれを記録する。カメラは銃撃や暴力で壊れながらも、カメラが息子の成長や友人の闘いを克明に映し出していた。
- 2011年 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭審査員特別賞&観客賞
- 2012年 サンダンス映画祭ワールドシネマ監督賞
- 2012年 シネマ・デュ・レエル ルイ・マルコレル賞 他 |
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Vol.29
2015.12.13 Sun. Wave101中ホール
「天皇と軍隊」
渡辺謙一監督/2009年/フランス/90分
★ゲスト:鈴木邦男さん(一水会創設者)
◇曖昧で矛盾をはらんだ日本の戦後史を、学者や政治家など数々のインタビ-ューや世界中から集めた貴重なアーカイ ブ映像を交えて描いたフランス発のドキュメンタリー。
- 2010年 FIGRA映画祭歴史部門コンペティション参加作品 |
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Vol.28<夏の野外上映>
2015.8.23 Sun. 正福寺境内
「聖者たちの食卓」
フィリップ・ウチュス&ヴァレリー ・ベルト監督/2011年/ベルギー/65分
◇聖地インド・シク教の総本山“黄金寺院”の大きな団らんを体験する極上のショートトリップ・ドキュメンタリー。10万人の"無料食堂"で提供される10万食の豆カレー。500年受け継がれる「聖なるキッチン」の舞台裏を初公開。
-2012年 東京国際映画祭 natural TIFF部門 グランプリ受賞 |
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Vol.27
2015.1.31 Sat. Wave101小ホール
「ある精肉店のはなし」
纐纈あや監督/2013年/日本/108分
◇差別を越えて、牛のいのちと全身全霊で向き合う大阪貝塚市のある精肉店一家が舞台。いのちあるものが肉となり、食卓に届くまでの行程をつぶさに見つめながら、”生の営み”の本質を浮き彫りにしていく。
-2014年 文化庁映画賞文化記録映画大賞受賞
-2014年 ドイツ・ニッポンコネクション ニッポン・ビジョン観客賞受賞
-2013年 キネマ旬報文化映画ベスト・テン第2位 |
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Vol.26
2014.10.18 Sat. Wave101中ホール
「選挙」
想田和弘監督/2007年/日本・アメリカ/120分
★ゲスト:山内和彦さん(本作出演者)
◇2005年秋、小泉劇場真っ只中。
東京で気ままに切手コイン商を営む「山さん」こと山内和彦(40歳)は、自民党からいわゆる落下傘候補として市議会議員の補欠選挙に出馬することに。ところが山さんは、政治についてはまったくのド素人。「電柱にもおじぎ」を合い言葉に、世にも過酷な「どぶ板選挙」がはじまった!果たして山さんは勝てるのか?そして、選挙戦を通じて浮き彫りになる「ニッポン民主主義」の本質とは?ナレーションや音楽、説明一切無しの異色の選挙密着ドキュメンタリー!
-ベオグラード国際ドキュメンタリー映画祭 グランプリ
-ベルリン国際映画祭 フォーラム部門正式招待 ほか |
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Vol.25<夏の野外上映>
2014.8.24 Sun. 正福寺境内
「ニッポンの、みせものやさん」
奥谷洋一郎監督/2012年/日本/90分
◇昔はいろんなお祭りや縁日で見かけた「見世物小屋」。へび女、人間ポンプ、タコ娘、ロクロ首、オートバイサーカス…。最盛期には数百軒を数えたという見世物小屋、その最後の一軒と言われる大寅興行社。普段は垣間見ることができない見世物小屋一座との10年にわたる交流と旅を記録したドキュメンタリー。 |
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Vol.24
2013.12.15 Sun. 路風舎
「いのちがいちばん輝く日~あるホスピス病棟の40日~」
溝渕雅幸監督/2012年/日本/95分
★ゲスト:溝渕雅幸監督
◇滋賀県近江八幡市にあるホスピス「希望館」。この医療施設には、がんの終末期を迎えた人たちが集う。しかし、入院患者やその家族たちの表情はとても穏やかで、笑顔も見られる。ホスピス長である細井順さんをはじめ病棟スタッフが患者の「痛み」や「寂しさ」に寄り添ってケアをしている。そんなある日、外来通院を続けていた一人の患者が入院する・・・。 |
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Vol.23
2013.7.6 Sat. Wave101小ホール
※浦安市企画政策課女性プラザとの共催
「母の道、娘の選択」
我謝京子監督/2009年/アメリカ/85分
◇ニューヨーク在住の日本人女性たちへのインタビューを通して、日本女性の強さや主張を世界に向けて発信しようと制作されたドキュメンタリー。その内容は母・娘世代間の比較、摩擦や反撥、そして融和といった普遍的な問題に及び、男女・世代、国籍を問わず、多くの人々の共感を呼んだ話題作。
-2010 ニューヨーク国際インディペンデント映画祭観客賞、最優秀文化ドキュメンタリー賞
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「DX(ディスレクシア)な日々-美んちゃんの場合」
谷光章監督/2011年/日本/81分
★ゲスト:谷光章監督、美んちゃん
◇自分の障がいの正体(ディスレクシア)がわからないまま大人になった「美(び)んちゃん」。繰り返す転職、母との葛藤の日々、共に悩みを打ち明けられる仲間との出会い…彼女の自立に向けての歩みの日々を丁寧に追ったドキュメンタリー。障がいが特別でない社会へーという熱いメッセージが伝わってくる作品。 |
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Vol.22<国内プレミア上映>
2012.9.1 Sat.
「壊された5つのカメラ」
イマード・ブルナート&ガイ・ダビディ監督/2011年/パレスチナ・イスラエル・仏・蘭/90分
★ゲスト:イマード・ブルナート、ガイ・ダビディ
◇パレスチナ・ビリン村に住むイマードは、四男の誕生を機にカメラを手に入れ、はからずも村の記録者となる。そんな中、村ではイスラエル軍により「分離壁」が築かれ、村の耕作地の多くが奪われる。怒った村人たちは毎週末、非暴力のデモをはじめ、イマードは抵抗の代りにそれを記録する。カメラは銃撃や暴力で壊れながらも、カメラが息子の成長や友人の闘いを克明に映し出していた。 |
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※浦安市企画政策課女性プラザとの共催
「エンディングノート」
砂田麻美監督/2011年/日本/90分
◇熱血営業マンとして高度経済成長期を駆け抜けた「段取り命!」のサラリーマンだった砂田知昭さん。そんな彼にガンという不意に訪れた難題に対して行ったのは、自らの死の段取りとエンディングノートの作成でした…。 |
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Vol.20
2012.4.7 Sat.-4.8 Sun.
「珈琲とエンピツ」
今村彩子監督/2011年/日本/68分
★ゲスト:阿久津真美さん
(『珈琲とエンピツ』プロデューサー)
◇映像作家として活動を続けてきたろう者の今村彩子監督が、同じろう者でサーファーショップ&ハワイアン雑貨店を営む太田辰郎さんとの出会いを通じて、コミュニケーションのあり方を見つめ直そうとする心温まる作品。 |
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Vol.19
2011.12.2 Fri.-12.3 Sat.
「ジョン・レノン,ニューヨーク」
マイケル・エブスタイン監督/2010年/アメリカ/120分
★ゲスト:大鷹俊一さん(音楽評論家)
◇ジョン・レノンがビートルズ解散後、ニューヨークに移り住んでから、暗殺者の凶弾に倒れるまでの9年間の軌跡を描いた作品。「イマジン」が発表されて2011年で40年-。晩年は平和・反戦活動にも従事し、一方で子育てにも専念するなど知られざるジョンの姿を、未公開絵像・未公開音源とともに写し出す。 |
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「100,000年後の安全」
マイケル・マドセン監督/2009年/デンマーク、フィンランド、スウェーデン、イタリア/75分
★ゲスト:澤井正子さん(原子力資料情報室)
◇フィンランドのオルキルオト島では世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場の建設が決定し、固い岩を削って作られる地下都市のようなその巨大システムは、10万年間保持されるように設計されているという。廃棄物が一定量に達すると施設は封鎖され二度と開けられることはないが、果たして10万年先までその危険性を確実に警告し続けることは可能か。
-2010 パリ国際環境映画祭グランプリ
-2010 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭 最優秀グリーン・ドキュメンタリー賞 ほか
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「ハード・レイン-パンドラの箱から降り注ぐ放射能」
デビッド・ブラックベリー監督/2007年/豪州/79分
★ゲスト:細川弘明さん(京都精華大学教授、アジア太平洋資料センター共同代表)
◇オーストラリアで、温暖化対策として原発の新設が検討され始めた。「チェルノブイリからはもう何十年も経っている。先入観に縛られず、議論を進めよう」と政治家たちが喧伝する中、真の情報を求めて、オーストラリアをはじめ、フランス、イギリス、中国、日本の5カ国へ、原子力産業を取材する旅に出る。
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「核分裂過程SPALTPROZESSE」
ベルトラム・フェアハーク&クラウス・シュトリーゲル監督/1987年/ドイツ/95分
◇ドイツ南部バイエルン州にあるヴァッカースドルフ。この緑豊かな小さな村が1985年、核燃料再処理工場の予定地とされた。森の樹々が無残に切り倒されるのを目にして、保守的と言われてきた村人たちが立ち上がる。やがて若者が全国から集まり、建設予定地の森には「丸太小屋村」が作られ、村人と若者達による創意あふれる運動が繰り広げられるが…。
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「第八の戒律」
ベルトラム・フェアハーク&クラウス・シュトリーゲル監督/1991年/ドイツ/95分
★ゲスト:藤原節男さん(元原子力安全基盤機構検査員)
◇ヴァッカースドルフの再処理工場の建設は中止された。が、根本的解決とはいえず核廃棄物は残る。カメラは世界中から核廃棄物が持ち込まれるフランスのラ・アーグ、イギリスのセラフィールドへ向かう。そこで見たものは、放射能が何十年も海に垂れ流されてきた事実。多くの証言やアニメーション等を交えながら、報道では見えない事実をわかりやすく描く。 |
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「ビルマVJ 消された革命」
アンダース・オステルガルド監督/デンマーク/2008/85分
ゲスト:秋元由紀さん(ビルマ情報ネットワーク)
工藤年博さん(ジェトロ・アジア経済研究所)
中西嘉宏さん(同上)
◇今でも記憶に新しい2007年9月にビルマ(ミャンマー)で起こった反政府デモ。それまで沈黙を続けていた僧侶およそ2000名が立ち上がると、路上は10万人もの人々で埋め尽くされます。この民衆の蜂起を映していたのは、ビルマの軍事政権下に潜伏していたビデオジャーナリスト(VJ)たち。彼らが命がけで手にした映像に映っていたものとはー。
-2009 米国・サンダンス映画祭 世界映画ドキュメンタリー賞
-2009 ドイツ・ベルリン国際映画祭国際人権映画賞
-2009 サンフランシスコ国際映画祭長編ドキュメンタリー賞 ほか多数受賞 |
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「妻の貌(かお)」
川本昭人監督/2008年/日本/114分
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◇「家族を撮ること、それが私の愛情表現です。」 広島在住・82歳の映像作家、川本昭人は半世紀にわたってカメラを回し続けてきた。きっかけは長男誕生を機に手にした8ミリフィルムカメラ。そのカメラで川本は、原爆症を宣告され死と向き合って生きる妻の日常を映し取っていく。 |
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「犬と猫と人間と」
飯田基晴監督/2009年/日本/118分
ゲスト:阿部良一さん(UC動物を守る会)
◇町を歩けばあちこちで目にする光景——散歩中の犬や、路地裏でくつろぐ野良猫たち。しかし、全ての犬と猫が幸せな一生を送れるわけではない。空前のペットブームの影で、日本で処分される犬と猫は年間30万頭以上、一日に1000匹近くが殺されている現実をあなたはどう考えるか。 |
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「フツーの仕事がしたい」
土屋トカチ監督/2008年/日本/70分
ゲスト:土屋トカチさん(監督)
» 土屋トカチ監督によるトークショーの様子
◇高校卒業後運送関連の仕事を転々とし、現在はセメント輸送運転手として働いている皆倉信和さん。月552時間にもおよぶ労働時間に加え、会社から一方的に賃金も下げられ生活に限界を感じた彼は、ユニオン(労働組合)の扉をたたく。しかし、それはユニオン脱退を求める会社側との激しい闘いの幕開けでもあった…。
-2009 第17回英国レインダンス映画祭
ベストドキュメンタリー賞
-2009 第6回UAEドバイ国際映画祭
アジアアフリカ部門最優秀ドキュメンタリー賞 |
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「台湾人生」
酒井充子監督/2008年/日本/81分
ゲスト:酒井充子さん(監督)
» 酒井充子監督によるトークショーの様子
◇台湾が日本統治下にあった時代に青春期を送った5人の台湾人のいまを追う。舞台を台湾東部の花蓮縣、台北、高雄、南部の恒春半島、基隆、日本の千葉県鎌ヶ谷市に移しながら、彼らの日々の暮らしの様子を交え、日本統治時代、戦後の国民党独裁時代を経て現在に至るまでの人生をインタビューで振り返る。 |
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「女工哀歌(エレジー)」
ミカ・X・ペレド監督/2005年/米国/88分
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◇中国の欧米輸出向けジーンズ縫製工場で働く、10代の中国人少女たちの健気な姿、安い衣料が生み出される実態をユニークに写し出す
-2005 アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭
アムネスティ・ヒューマンライツ・アワード
-2005 マール・デル・プラタ国際映画祭
ベストドキュメンタリー賞(アルゼンチン) |
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「花はどこへいった」
坂田雅子監督/2007年/日本/71分
ゲスト:寺本実さん(ジェトロ・アジア経済研究所)
◇アメリカのフォト・ジャーナリストであった夫が、肝臓がんで入院後、わずか2週間で亡くなる。彼の死は米軍兵士としてベトナムに送られた際に浴びた枯葉剤が原因ではとの疑念から、ベトナムへ行くことを決意。そこで目にしたものは、なおも枯葉剤が大地を蝕み続けているという現実であった。
-2009 毎日映画コンクール・ドキュメンタリー映画賞
-2008 第17回地球環境映像祭・審査委員特別賞
-2008 パリ国際環境映画祭・審査員特別賞 |
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「忘れられた子供たち」
四ノ宮浩監督/1995年/日本/100分
ゲスト:四ノ宮浩さん(監督)
◇フィリピンマニラ市の北に、東洋最大のスラムと称される約29haのゴミの山″スモーキーマウンテン″がある。そこには3千世帯2万1千人のも人々が暮らしており、彼らはごみを拾い転売して生計を立てる「スカベンジャー(Scavenger)」として生活しており、大人に混じって多くの子供たちが働いていた…。
-1995 エコメディア国際環境映画祭Hoimar von Ditfurth賞
-1995 マンハイム国際映画祭ベストドキュメンタリー賞
-1995 第4回地球環境映像祭 社会環境映像賞
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「神の子たち」
四ノ宮浩監督/2001年/日本/105分
ゲスト:四ノ宮浩さん(監督)
◇マニラ市北部の巨大ゴミ捨て場"スモーキーマウンテン"が、1995年11月、政府により強制閉鎖され、ゴミ捨て場の住民の一部はケソン市パヤタスゴミ捨て場へと移り住む。2000年7月、大規模な崩落事故が発生、事故発生5日後に政府はゴミ捨て場を閉鎖するが、これに反対する住民はフィリピン議会前でデモを行う。
-2002 シネマアンビエンテ国際環境映画祭グランプリ |
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「おいしいコーヒーの真実」
M.&N.フランシス監督/2006年/英国・米国/78分
ゲスト:北沢肯さん(フェアトレード・リソース・センター)、
佐藤寛さん(ジェトロ・アジア経済研究所)
◇トールサイズのコーヒーが1杯330円。コーヒー農家が手にする金額はわずか3~9円。コーヒーの原産国エチオピアを舞台に、貧困にあえぐコーヒー農家のため、公正な取引(フェアトレード)を求めて飛び回る農協連合会代表の奮闘を描く |
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「デック 子どもたちは海を見る」
ポップ・アリアー・チュムサイ監督/2005年/タイ/100分
ゲスト:近田真知子さん(地球市民ACTかながわ代表)
◇チェンマイ北部の山奥にある山岳民族の学校。子どもたちは家族と離れ、自分達で畑を耕しながら勉強しているが、彼らは一度も海を見たことがない。そんな彼らを、先生たちは中学卒業のご褒美として、自分たちの村に流れる川の終点である海へと連れて行く…。
-2006 韓国EBC主催「スピリット・アワード2006」大賞
-2006 釜山国際映画祭企画賞 |
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「あぶない野菜」
制作:アジア太平洋資料センター(PARC)、構成:鈴木敏明
2002年/日本/30分
◇価格の安い輸入野菜は本当に安全なのか。安さの影に何かが犠牲にされていないか?"開発輸入"というグローバルなアグリビジネス、野菜輸送が地球環境にもたらす影響とは。食卓に上る野菜をあらためて問い直す作品。
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「ペットボトルの水」
制作:アジア太平洋資料センター(PARC)、構成:鈴木敏明
2007年/日本/31分
◇ペットボトルに詰められた水の値段は、水道水の1800倍。にもかかわらず、その生産量・消費量・売り上げは急激に伸びている。安全性、高価格のからくり、地下水くみ上げによる影響など、日本を含む世界6カ国の現状とリサイクルの現場から「ペットボトルの水」を検証。 |
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「戦争をしない国 日本」
片桐直樹監督/2006年/日本/90分
※憲法を考える会との共催
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◇60年前、戦争をしない国を世界に誓った日本。戦争をしないと誓ったのはなぜだったのか?日本国憲法の成り立ちと憲法九条をめぐる今日に至る経過を膨大な映像で積み重ね、真実を解明していく。「シリーズ 憲法と共に歩む」第1弾作品。 |
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「米軍再編-岩国の選択」
西山正啓監督/2006年/日本/98分
ゲスト:西山正啓さん(監督)
◇米軍空母艦載機受入の是非を問う住民投票を成功させるために街中を奔走する市長と市民、賛否両論続出のシンポジウム、開票結果を見届け決意を新たにする岩国市民の10日間の記録 |
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「君が代 不起立」
松原明・佐々木有美監督/2006年/日本/87分
※「憲法を考える会」との共催
ゲスト:松原明さん・佐々木有美さん(映像制作者)、
近藤徹さん(被処分者の会事務局長)
◇君が代斉唱時に起立しなかった都立教職員たちの思いと行動、そして教え子たちの姿を、2003年から3年間にわたって克明に映し出す |
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Vol.03
2006.12.02 Sat.~12.03 Sun.
「ガーダ パレスチナの詩」
古居みずえ監督/2005年/日本/106分
◇それまで普通のOL生活をしていた古居監督が12年の歳月をかけて撮ったパレスチナ・ガザ地区の難民キャンプにいたガーダの人生を通じてパレスチナ社会を伝える
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「アルナの子どもたち~パレスチナ難民の生と死~」
J.M.ハミース監督/2004年/パレスチナ・イスラエル/84分
ゲスト:田中好子さん(パレスチナ子どものキャンペーン事務局長)
◇監督の母親であり、イスラエル人でありながらながらパレスチナ人と結婚し、パレスチナ難民キャンプの子供たちの面倒を見続けた伝説的「異端」女性アルナの人生
-2004 トライベッカ映画祭最優秀ドキュメンタリー賞
-2004 ホットドックス国際ドキュメンタリー映画祭
国際批評家連盟賞 ほか |
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「六ヶ所村ラプソディー」
鎌仲ひとみ監督/2006年/日本/119分
ゲスト:鎌仲ひとみさん(監督)
◇青森県六ケ所村に完成した核燃料再処理工場稼働に賛成・反対する村人たちはそれぞれの選択で生きている。そんな人々の交錯する思いが、私たち自身の未来に迫る。
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「ヒバクシャ 世界の終りに」
鎌仲ひとみ監督/2003年/日本/116分
ゲスト:鎌仲ひとみさん(監督)
◇原爆、劣化ウラン弾、核施設―。国境のない核汚染被害にあう日本、イラク、アメリカのヒバクシャたちの日常の記録
-2003 第1回文化庁文化記録映画優秀賞
-2003 第12回地球環境映像祭 アースビジョン大賞 ほか |
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「にがい涙の大地から」
海南友子監督/2004年/日本/87分
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◇日中戦争敗戦時、旧日本軍によって遺棄された毒ガス・砲弾による事故や土壌汚染で未来を奪われた中国東北部(旧満州)の人々の人生
-2004 第13回地球環境映像祭 入賞 |