何年経っても中東和平がなぜ成立しないか、分かりやすく知りたければこの映画をぜひ観てください。イスラエル政府のやり方はアパルトヘイト以外の何ものでもない。しかも、暴力のないデモを行うパレスティナ人に対して軍が催涙弾をまき散らし、発砲もする。子どもの成長を記録するために買ったヴィデオ・カメラを使って、住む村の様子を撮るようになったエマドの目を通したこの悲惨な現実には、それでもどういうわけか希望の兆しが感じられます。

――― ピーター・バラカン(ブロードキャスター)











カメラを何度壊されようと、どんな暴行を受けようと、撮り、記録しなければならない現実がパレスチナにある。「記録し、伝える」ドキュメンタリストの原点を私はこの映画に観た。

――― 土井敏邦(ジャーナリスト)
































パレスチナ人カメラマンの息子の5歳までの成長の記録がイスラエル軍への村人の抵抗の記録と重なり合う。人々に対するイスラエル軍の無慈悲なまでの実射の映像は占領の暴力性と残虐性を何よりも雄弁に物語っている。

――― 臼杵陽(日本女子大学教授)











友人や家族、そして普通の生活が
どれだけ愛しいものか…
それを守るための
決死のカメラが真実を突きつけます。
世界中が観なきゃいけない。

――― 根岸季衣(俳優)









生まれた子供の成長を撮ろうと買ったカメラが、非暴力の抵抗を諦めない村の仲間達を撮るカメラになった…! 子どもを愛する大人達と、希望を捨てない大人になりたい若者達に観てほしい、世界の現実です。

――― 篠原久美子(劇作家)