うらやすドキュメンタリーテークvol.57開催決定!上映作品は「生きて、生きて、生きろ。」「拳と祈りー袴田巖の生涯ー」/ 浦安ドキュメンタリー映画大賞2024投票受付開始!

昨年は映画祭、2回開催した上映会に足を運んでくださった皆さま、誠にありがとうございました。本年も良い作品をお届けしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今年初めての上映会は2月24日(月祝)に開催が決定いたしました!上映作品は今も続くフクシマの傷によりそう「生きて、生きて、生きろ。」と冤罪を背負った47年7ヶ月を描く「拳と祈り-袴田巖の生涯-」です。

作品上映後には両作品とも監督によるトークイベントも予定。ぜひ皆さまにご覧いただきたい作品ですので、お出かけくださいませ。ご来場お待ちしております!(事前予約をお勧めいたします)。チラシダウンロードはこちら

vol.57『生きて、生きて、生きろ。』『拳と祈りー袴田巖の生涯ー』

上映作品

『生きて、生きて、生きろ。』
島田陽磨監督/2024年/日本/113分
http://ikiro.ndn-news.co.jp/

震災と原発事故から13年、福島で、こころの病が多発していた
喪失と絶望の中で生きる人々とともに生きる医療従事者たちの記録

震災と原発事故から13年。福島では、時間を経てから発症する遅発性PTSDなど、こころの病が多発していた。若者の自殺率や児童虐待も増加。メンタルクリニックの院長、蟻塚亮二医師は連日多くの患者たちと向き合い、その声に耳を傾ける。連携するNPOこころのケアセンターの米倉一磨さんも、こころの不調を訴える利用者たちの自宅訪問を重ねるなど日々、奔走していた。 津波で夫が行方不明のままの女性、原発事故による避難生活中に息子を自死で失い自殺未遂を繰り返す男性、避難生活が長引く中、妻が認知症になった夫婦など、患者や利用者たちのおかれた状況には震災と原発事故の影響が色濃くにじむ。蟻塚医師は、かつて沖縄で、沖縄戦の遅発性PTSDを診ていた経験から、福島でも今後、長期にわたり、PTSDが発症すると考えていた。
ある日、枕元に行方不明の夫が現れたと話す女性。「生きていていいんだ、という希望を持った時に人は泣ける」と話す蟻塚さん。米倉さんは、息子を失った男性にあることを提案。やがてそれぞれの人々に小さな変化が訪れていく。
喪失感や絶望に打ちのめされながらも日々を生きようとする人々と、それを支える医療従事者たちのドキュメンタリー。監督は「ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。」の島田陽磨。

『拳と祈り ―袴田巖の生涯―』
笠井千晶監督/2024年/日本/159分
https://hakamada-film.com/

釈放当日――。世紀の瞬間の舞台裏を撮った、1台のカメラがあった。

2014年3月、東京拘置所。死刑囚の袴田巖さんが、突如釈放された。1966年6月に静岡県で味噌会社専務一家4人が殺害され、放火された事件の犯人とされ、47年7ヶ月もの獄中生活を送ってきた。明日突然、死刑が執行されるかもしれない。そんな恐怖の日々をくぐり抜け、30歳の青年は78歳になっていた。着の身着のままワゴン車で東京拘置所を後にした時、本作監督の笠井千晶が助手席でまわすカメラが捉えたのは、まるで夢から覚めたような袴田さんの表情だった。死刑囚が再審開始決定と同時に釈放されるという、驚くべき事態を当日のニュースは劇的に報道した。その夜、半世紀近く引き裂かれていた姉と弟が枕を並べた。拘置所の壁に隔てられ、想像を絶する苦難を生き抜いたものの、奪われた時間は戻らない。なぜこれほどの試練が与えられなければならなかったのか。言葉にしがたい悲しみや喪失を2人の寝息が静かに包み込む。さらに続くことになる司法との闘いを覚悟しながら、カメラは2人の生活を記録し、対話を重ね、袴田さんの心の内面深くに迫っていく。
釈放から10年の節目に完成する本作は、死刑囚のまま生きることを強いられた、袴田巖さんの闘いの軌跡だ。22年間にわたって袴田さんを追い続けてきた笠井監督は現在もカメラを回し続けている。

日時 2025年2月24日(月祝)
9:40 開場
10:00『生きて、生きて、生きろ。』
上映後、島田陽磨監督によるトークイベントを予定
13:15『拳と祈り ―袴田巖の生涯―』
上映後、笠井千晶監督によるトークイベントを予定
会場 浦安市文化会館 小ホール
(浦安市猫実1-1-2/浦安市役所隣)
*専用駐車場はございませんので、できるだけ公共交通機関をご利用ください
入場料(1作品ごと)

一般・学生・シニア     999円
サポーター会員        799円
高校生以下         500円
小学生未満         無 料
★事前予約優先
ご予約は2025/2/23[日]24時までにこちらからお申込み下さい。

問合せ info@urayasu-doc.com/070-5454-1980

第11回浦安ドキュメンタリー映画大賞2024投票受付開始

2024年は年頭に発生した能登での地震ほか、ウクライナやパレスチナでは引き続き紛争が続く一年となりましたが、そんな中で、皆様どんな映画をご覧になりましたかでしょうか。
素晴らしい、心に残るドキュメンタリー映画にみんなで喝采を送ろうと、10年前から創設した「浦安ドキュメンタリー映画大賞」、今回で11回目となります。 2024年にあなたがご覧になったドキュメンタリー映画の中でおすすめの作品(3本まで)を教えて下さい。みなさまの投票だけで決定する賞ですので、是非ともご協力をよろしくお願いします。投票お待ちしております!映画大賞について詳細はこちら

Vol.54『荒野に希望の灯をともす』DVD版上映に伴う、ペシャワール会への寄付金額のご報告

2023/11/26に開催された、うらやすドキュメンタリーテークVol.54 『荒野に希望の灯をともす』DVD版、『愛国の告白ー沈黙を破るPart2』にご来場いただきまして誠にありがとうございました。会場に設置したペシャワール会へのカンパ箱からの寄付、また『荒野に希望の灯をともす』DVD版の上映に伴う収益をペシャワール会へ送金が完了しましたことをご報告いたします。

・カンパ箱への寄付 29,800円

・上映会収益(『荒野に希望の灯をともす』分) 13,653円

寄付にご協力いただいた皆さま、ご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました!

2023年第10回浦安ドキュメンタリー映画大賞受賞作品は『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』 に決定!

2023年第10回浦安ドキュメンタリー映画大賞にご投票いただいた皆さまありがとうございました。皆さまからの投票で決定する本賞、今回で10回目となりますが、2023年の大賞は投票の結果、『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』に決まりました!見事大賞を受賞した『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』の寺田和弘監督へは、第10回ドキュメンタリー映画祭にて表彰式を開催いたしました。 過去の受賞作品はこちらから

「浦ドキュコラム」ページ更新中!

サポーター会員向けに発行しているサポーター通信で、発行当初から連載している好評コラム「SF・ミーツ・ドキュメンタリー!」のバックナンバーを本サイトに掲載中。浦ドキュスタッフで自称?SF研究家のDr.G.Hotterが独自の視点でSFドキュメンタリー映画を斬ります。サポーター通信では紙面の関係で掲載できなかった内容も盛り込まれておりますので、是非ご笑覧下さい!
また、コロナ禍で自粛生活が続く皆様に、浦ドキュスタッフが自宅で視聴をオススメするドキュメンタリー映画を5作品もご紹介中です。お時間ありましたらDVD、配信でぜひご覧下さい。
ページはこちら

お知らせ

    • vol.57『教育と愛国』(シール投票1位作品)は無事に終了いたしました。(2024/7/13、14、15)
    • 2024年第10回うらやすドキュメンタリー映画祭は無事に終了いたしました。(2024/7/13、14、15)
    • 2023年第10回浦安ドキュメンタリー映画大賞受賞作品は『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』 に決定!
    • vol.55『「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち』は無事に終了いたしました(2024/2/23)
    • vol.54『荒野に希望の灯をともす』DVD版、『愛国の告白―沈黙を破るPart2―』は無事に終了いたしました(2023/11/26)
    • 第9回うらやすドキュメンタリー映画祭は無事終了いたしました(2023/7/7,8)
    • 浦安ドキュメンタリー映画大賞2022は『教育と愛国』
    • vol.53『地球で最も安全な場所探して』は無事終了しました(2023/2/23)
    • vol.52 特集上映「けったいなのは彼らか、それとも私たちか?」は無事終了しました(2022/10/16)
    • vol.51『水俣曼荼羅』は無事終了しました(2022/6/5)
    • vol.50記念上映会は無事終了しました(2022/3/6)
    • vol.49『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』は無事終了いたしました(2021/12/5)
    • vol.48『東京干潟』は無事終了いたしました(2021/9/20)
    • vol.47『プリズン・サークル』は無事終了いたしました(2021/7/10)
    • vol.46『なぜ君は総理大臣になれないのか』は無事終了いたしました(2021/4/29)